「一票の格差」を是正するため、隣接2県を1つの選挙区とする「合区」が導入されてから3度目の参院選では、候補者、有権者双方から「早期解消」を求める声が高まっている。「地域の実情を無視している」という批判に加え、投票率の低下などの弊害も浮かび上がる。ただ、参院の役割を含めた法制度の不備や政党ごとの思惑も絡み合い、解決に向けた議論は一筋縄ではいかない事情がある。
「高知への一番の恩返しは合区を解消すること」。徳島・高知選挙区から出馬した与党現職は1日、高知県内で行った個人演説会の後、こう訴えた。
本来は徳島県を地盤にしており、6年前に初めて合区での選挙戦を経験。「都道府県の単位は国民に深く浸透している。地域の特性や文化の土台があっての民主主義だ」とし、「合区は単なる数合わせの制度でしかない」と強調する。










