若狭氏は連日、議員会館にこもり塾生らに出馬要請の電話攻勢をかけるが、思うように擁立作業が進まないのが現状だ。若狭氏が候補者として期待をかける若手の塾生は300万円の供託金の支出を渋り、出馬のため勤めている企業の退職に踏ん切りがつかない塾生もいるという。
そうなると候補者選定の矛先は「永田町の住人」に向かざるを得ない。民進党を離党した細野氏が中心となって、旧知の民進党議員になし崩し的に擁立を訴えている。
細野氏は「間違っても選挙目当てにすべきではない。そこはしっかり確認し、理念政策の一致した政治集団を作る必要がある」と強調するが、実態はどうだろうか。
希望の党には現時点で国会議員15人(衆院11人、参院4人)が参加する見込みだ。衆院議員11人の内訳をみると、選挙区で落選し、比例代表での復活当選者が5人いる。また、小池旋風の追い風が期待できそうな東京、神奈川、埼玉の首都圏を地盤とするのは9人に上る。
両方に該当し、内閣府副大臣の職を投げ出して自民党を離党した当選3回の福田峰之衆院議員(53)=比例南関東=は地元の神奈川8区で一度も勝利していない。離党表明の記者会見では「議員になることが極めて重要だ」とあけすけに語った。



