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公用車送迎やタクシー券、高齢者ワクチン接種で交通支援 奈良県の山間部自治体

村の公用車で集団接種会場まで送迎される女性=4月28日、奈良県川上村(同村提供)
村の公用車で集団接種会場まで送迎される女性=4月28日、奈良県川上村(同村提供)
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 感染対策の「切り札」とされる新型コロナウイルスワクチン接種が、今月から高齢者を対象に本格化している。短期間で効率的な接種が求められる中、過疎化が進む地方では集団接種会場までの交通手段の確保が不可欠だ。接種率を上げようと、公用車による送迎支援に乗り出す自治体も。寝たきりなど移動が困難な場合への支援も急務だ。(田中一毅、木村郁子)

送迎なければ困難

 「接種会場までは歩くと40分以上かかるので、公用車による送迎はありがたかった」。奈良県川上村の集団接種会場で7日にワクチンを打った無職の岩本利子さん(83)はほっとした様子で話した。昨年11月に夫を亡くし、1人暮らし。4年前に運転免許証は返納し、会場までの交通手段がなかったという。

 紀伊半島のほぼ中央部に位置する川上村は人口約1300人のうち、65歳以上の高齢者は約700人と半数を超える。接種に対応できる診療所が村内に一つしかないため、公用車による送迎も提供して集団接種の利用を呼びかけ、これまで3日にわけて計約180人が接種を受けたという。

 接種会場の村立施設「やまぶきホール」の近くを走るバスはあるが、1日に4本程度。「会場に着いても次のバスがくるまでは数時間。村の送迎がなければ接種には行っていない」。接種を終えた男性(64)も安堵(あんど)した表情で話した。

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