第105回全国高校野球選手権記念千葉大会は22日、準々決勝の2試合が千葉市の千葉県野球場で行われた。春の選抜高校野球大会ベスト8の専大松戸が拓大紅陵との延長十二回タイブレークの激闘をサヨナラで制し、志学館は東京学館を破り、準決勝に進んだ。21日には習志野と千葉商大付が準決勝進出を決めており、これでベスト4が出そろった。準決勝2試合は25日、千葉市のZOZOマリンスタジアムで行われる。
専大松戸、拓大紅陵と3時間15分の激闘
第1試合は、1点を争う展開となった。専大松戸が3時間15分にわたる延長十二回の激闘を制し、拓大紅陵にサヨナラ勝ちした。
拓大紅陵は一回表に3番・小藤田が、二回表に6番・中島が安打を放つなどして出塁するが、得点につながらない。専大松戸も三回まで無安打と苦しむが、先発の2年生、梅沢が「変化球でカウントをとれた」と振り返るように、好投を続け相手の攻撃を封じた。
八回表、拓大紅陵は一死から2番・今が四球で出塁し、3番・小藤田の内野安打で好機を築く。専大松戸は梅沢から青野に継投。青野は「自分のせいで負けたくない」と、このピンチを無失点で切り抜けた。
両チーム無得点で九回を終え、延長タイブレークにもつれ込んだ。十一回表、拓大紅陵は代打・上四元の安打で1死一、三塁とすると、続く5番・黒田が適時打を放ち1点を先制した。後がなくなった専大松戸はその裏、1死満塁から代打・小林の遊ゴロの間に三塁走者が本塁を踏み、同点に追いつき、食い下がる。
拓大紅陵が十二回表を無得点で終えると、専大松戸はその裏、相手の失策の間に二塁走者が生還。長丁場となった試合を制した。
試合後、専大松戸の大森准弥主将は「接戦は想定内だったが、ここまで投手に助けられて勝った試合はしたことがなく、終盤での粘り強さに自信がついた」と話した。一方の拓大紅陵も、今大会の優勝候補を相手に互角の戦いを見せた。
志学館、逆転勝ち
第2試合は、中盤にかけ東京学館と志学館がともに譲らない展開が続いたが、志学館が六回に一挙4点を奪い逆転勝ちを収めた。
東京学館は初回、2死一塁から4番・染谷の適時二塁打で先制。対する志学館は四回裏、2死二、三塁から6番・梅野の適時打で同点に追いつくと、続く7番・渡辺佑が2点適時二塁打を放ち逆転に成功した。
東京学館は五回表、1番・永岡の適時打や2番・三品の犠飛で同点とし、3番・小和田の適時打で再び試合をリード。しかし、志学館は六回裏に2死から四球などで満塁とすると、押し出し四球で同点とし、相手投手の暴投で再び勝ち越す。さらに、2死満塁で1番・久保山が2点適時二塁打を放ちリードを広げた。
志学館は八回裏にも、渡辺佑が「コースに入って思いっきりいけた」と自身にとって公式戦初となるソロ本塁打で得点を重ね、東京学館を退けた。
この日、145球を完投した志学館の鈴木は試合後に「立ち上がりはよくなかったが、後半はギアをあげて投げ切れた」と話した。





