維新・松井代表続投 新党三役には若手登用へ

臨時党大会を終え、取材に応じる松井一郎代表(右)と馬場伸幸幹事長=27日午後、大阪市北区(安元雄太撮影)
臨時党大会を終え、取材に応じる松井一郎代表(右)と馬場伸幸幹事長=27日午後、大阪市北区(安元雄太撮影)

日本維新の会は27日、大阪市内で臨時党大会を開き、代表選の実施見送りを決めた。来年1月末までの任期だった松井一郎代表(大阪市長)が続投する。党大会に先立つ常任役員会では片山虎之助参院議員(86)の共同代表辞任を了承。松井氏は後任に馬場伸幸幹事長を指名する意向を表明した。松井氏によると、片山氏は入院治療中だが意識が混濁して職務復帰は困難な状態といい、議員辞職の手続きに入る。

松井氏は続投決定を受け執行部人事に着手。幹事長に衆院当選2回の藤田文武氏(40)=大阪12区、政調会長に音喜多(おときた)駿参院議員(38)=東京、総務会長に柳ケ瀬(やながせ)裕文参院議員(47)=比例代表=を起用する方向で調整に入った。現在の党三役は大阪出身の国会議員が占めるが、世代交代とともに「全国政党」へのイメージ刷新を図る考えとみられる。

10月の衆院選で第三党に躍進した維新にとって、来年夏の参院選が党勢拡大の試金石となる。候補者擁立を担う馬場氏は「改革には数が必要。来年の参院選、再来年の統一地方選で全国に一人でも多くの仲間を輩出していく」と語った。

特別党員の国会議員や地方議員、首長らによるオンライン投票では代表選を実施しないことに「賛成」が委任を含め319票、「反対」が151票だった。松井氏は再任決定後「身分にこだわらず、徹底的な改革を実行する先頭に立っていきたい」と決意を述べた。松井氏の任期は衆院解散がなければ来夏の参院選の90日後までとなる。

臨時党大会では党規約を改正し、代表選の立候補に際し、地域政党「大阪維新の会」の推薦を必要とする旨の規定を削除した。大阪主導のローカル色を薄め、「開かれた政党」として全国での支持拡大を目指す。

■維新・松井体制を信任 吉村氏「後継育成も必要」

会員限定記事会員サービス詳細