【中国探訪】世界の不夜城マカオのいま 革命歌が流れ、人民解放軍も人気! いったい何が(2/4ページ) - 産経ニュース

メインコンテンツ

中国探訪

世界の不夜城マカオのいま 革命歌が流れ、人民解放軍も人気! いったい何が

 香港依存型の経済構造といえ、返還後のマカオはポルトガルから「香港の植民地に」(英誌エコノミスト)との見方もあった。

 それがカジノ自由化後に一変する。香港のほか、米国、オーストラリアの外資が続々と業界に参入。中国本土からも観光客が押し寄せ、06年にはマカオのカジノ収入が本場ラスベガスを抜いて世界最大になった。

 1人当たりの域内総生産(GDP)でみると、1999年に約1万4000ドル(香港は約2万4000ドル)だったマカオは今や、ルクセンブルク、スイスに続く世界3位(約7万7000ドル)で、約4万6000ドルの香港(16位)を追い抜いた。日本は25位(約3万8000ドル)である。

 カジノ収入を支えるのはもちろん中国人客だ。昨年、中国本土からマカオを訪れた観光客数は約2219万人で全体の68%、香港は19%まで低下している。

 マカオは香港ではなく、中国なしには成り立たない経済構造となっていた。

□ □

 「マカオは一国二制度が成功した場所だ」(李克強首相)。各種デモが相次ぐ香港を念頭に、中国政府もマカオを評価する。

 「だから、ここでは北京(中国政府)による民主派への締め付けはありませんよ」

 苦笑いをするのはマカオ立法会議員(国会議員に相当)の区錦新氏(61)だ。定数33の議員のうち民主派は区氏ら3人という。

 マカオと香港の最大の違いは、マカオでは返還前から親中派が社会の主流だったことだ。