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1999年にポルトガルから中国に返還されたマカオ。かつてのアジア最後の植民地も今や世界最大級のカジノの街に発展し、中国からの移民らが革命歌を叫ぶ。駐留する中国人民解放軍の人気も高いという。何から何まで香港とは異なる、中国もう1つの「一国二制度」の地を再訪した。
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ポルトガルによる442年に及ぶマカオ統治に終止符が打たれたのは99年12月20日午前0時。
19日深夜から20日未明にかけて挙行されたマカオ返還式典を現地で取材した。風の強い日だった。
寒々とした記憶しかないのは、中国で非合法化された気功集団「法輪功」メンバーらのデモが当日、マカオで強制排除されたことと無縁ではないだろう。
東洋のラスベガスと呼ばれていたころ、最大のカジノがあった「ホテル・リスボア」は高層ビル群にすっかり埋没していた。その一つ、「グランド・リスボア」の1階正面には胸像が置かれている。
60年代から約40年間、カジノ経営を独占し巨万の富を築いたスタンレー・ホー氏(96)である。この4月、一線を退くと発表したマカオのカジノ王だ。
マカオの転機は2002年、ホー氏が牛耳っていたカジノ市場の自由化とともにやって来た。
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マカオにはカジノ以外にこれといった産業がなく、返還前の統計ではカジノ客など観光客の6割が香港の住民で占められていた。




