モリ・カケ疑惑は論理が飛躍 「改憲反対」の左派マスコミ、事実でも「報道しない自由」で質の劣化露呈 高橋洋一

加戸守行前愛媛県知事(左)も国会証言したが、テレビにおいて報じられたのは圧倒的に前川喜平氏(右)

 森友学園問題は、当初「総理の関与」という疑惑であったが、籠池泰典前理事長夫妻が詐欺容疑で逮捕されたほか、財務局の国有地売却に関する捜査も進んでいるというのが現状だ。一方、加計学園問題は「総理の意向」といった最初の疑惑追及から、大学の図面にワインセラーやパーティールームがあったという報道に変わった。総理に関するそれぞれの「疑惑」とは、結局何だったのか。(夕刊フジ)

 本コラムの読者であれば、森友学園問題は、近畿財務局が国有地売却時の原則である公開入札を行わず、地中のゴミに関する開示が不十分だったために、籠池前理事長と近畿財務局の間でトラブルになったことが本質的な原因であることをご存じだろう。「総理の関与」など考えられないような地方案件である。

 加計学園問題も、文科省が学部新設の認可申請を門前払いするという前時代的な規制を緩和する小さな案件だ。「総理の意向」などあり得ないことについては公開文書で簡単に分かることを筆者は説明してきた。

 規制緩和したのは、学部新設を「申請」できるようにするという、「総理の意向」なしでも可能な、当たり前の話である。新設を「認可」するかどうかは改めて文科省が行うという点も本コラムで説明してきたが、その文科省認可は「保留」という結論だ。本当に「総理の意向」があったならば、保留などするだろうか。

Google検索で「産経ニュース」を優先表示。ワンクリックで簡単登録

会員限定記事

会員限定記事一覧

オピニオンランキング

  1. <主張>郵便事業の維持 固定観念を排した改革を 社説

  2. <浪速風>昔も今も変わらぬ大阪城の歴史ロマン

  3. <産経抄>太陽系成り立ちの証人? 日本の探査機が火星の衛星へ無料会員記事

  4. <正論>ノーベル賞と日本人に不変の気質 エッセイスト、動物行動学研究家・竹内久美子無料会員記事

  5. 【主張】カタカナ語 意味を理解し賢く使おう

  6. <浪速風>今も続く1990年大阪花博の奇跡の同窓会 大阪・関西万博でも芽生えるか

  7. <産経抄>日教組が目指すゆとり教育回帰は見当違いでは?無料会員記事

  8. <正論>日本の復興を支える「民族主義」 東京国際大学特命教授・村井友秀無料会員記事

  9. <産経抄>99・99999%勝ちます 日本政界の「選手層」を厚くせよ無料会員記事

  10. <産経抄>兵庫県庁の「すまじきものは宮仕え」無料会員記事