<浪速風>昔も今も変わらぬ大阪城の歴史ロマン

大阪城天守閣=大阪市中央区

作家、司馬遼太郎は豊臣秀吉が築いた大坂城の桁違いの壮大さを「当時アジア最大の城塞」と評し、「南蛮船が貿易のため大坂湾に入ってきて、まず眼に入るのが大坂城です。これをみて日本の国力の大きさ、秀吉の権威の大きさに外国商人たちは驚いたでしょう…」と続けた(『司馬遼太郎が考えたこと5』新潮文庫)。

▶現在の大阪城天守閣(大阪市)を国が重要文化財に指定することになった。初代は大坂夏の陣で天守が焼失。徳川幕府が再建したが、雷火で焼け落ちた。昭和6年に建設された天守閣は実測図などがない中、「大坂夏の陣図屛風(びょうぶ)」などの資料や他の天守の調査に基づき創作された鉄筋コンクリート造りだ。

▶令和7年度の入館者数は約280万人と過去最高となり、8割が外国人観光客という。大阪城には昔も今も外国人を驚かせ、多くの人を魅了するロマンがある。

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