河合塾の第3回全統共通テスト模試の志望動向によると、難関国立10大学の志願者数は前年並みとなる見込みだが、東京大前期日程の志願者割合は前年比92%と難関国立10大学中、最も減少幅が大きかった。
地区別では近畿の志願者割合が前年比107%、北関東が106%と増加しているが、他の地域は減少が目立ち、北陸(63%)や中国(74%)、四国(75%)などで大きくポイントを減らした。東大入試に異変が起こっているのだろうか。
河合塾主席研究員の近藤治さんは「東大合格圏の受験生たちにはあまり関係はないだろうが、挑戦圏の受験生たちは影響を受けるかもしれない。第1段階選抜の厳格化を避けようと志望先を変更している可能性があり、志願者減少につながる可能性はあると思う」と指摘していた。
東京大は昨年7月、理科3類の第1段階選抜の実施倍率を3・0倍から2・8倍に変更することを公表しているが、前回の2025年入試の際も、理科3類を除く5科類で第1段階選抜の通過ラインを引き上げ、2次(個別)試験に進む人数を千人前後減らした。この年の志願者数は1990年以降最も少なかった。
東大入試事務室は厳格化の理由について、2次試験に進める受験者が減ることによって、「採点をより一層丁寧に行い、より深く答案と向きあえるようになる」と説明した。
このほか、東京大は2027年に新学部「College of Design」を設置する予定で、一般選抜での定員を合計で100人削減するとしている。














