韓国の映画祭で「めぐみへの誓い」上映 海外初

4日、韓国・ソウルで開幕した「ラクスパー人権映画祭」にビデオメッセージを寄せた映画「めぐみへの誓い」の野伏翔監督

【ソウル=時吉達也】北朝鮮に拉致された横田めぐみさんら被害者と、救出活動に奔走する家族の闘いを描いた映画「めぐみへの誓い」(野伏翔監督)が4日、韓国・ソウルで開幕した「ラークスパー人権映画祭」で上映された。同作品が海外で上映されるのは初めて。

海外6カ国の8作品が上映される映画祭で、「めぐみへの誓い」は開幕作品に選ばれた。上映に先立つ映画祭開幕式で、呉世勲(オ・セフン)ソウル市長は「今回の映画祭が、忘れ去られた北朝鮮の人権問題について再び考える機会になればいい」とあいさつした。映画祭は6日まで。

「めぐみへの誓い」は、拉致被害者の北朝鮮での苦境や、日本国内で必死に協力を呼び掛ける家族の闘いなど、拉致問題の残酷さを描いた作品。クラウドファンディングなどで民間から資金を募り、日本では今年2月に公開されている。

プロデューサーの松村譲裕(よしやす)氏は「韓国は日本よりはるかに多くの拉致被害者がおり、作品に共感してもらえる点が多いのではないか。日本に帰国した被害者の肉声などを通じ、北朝鮮の状況に思いをはせてほしい」と期待を寄せた。

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