ローマ法王来日 キリスト教棄教していなかった? 千々石ミゲルの新説に注目

ローマ法王来日 キリスト教棄教していなかった? 千々石ミゲルの新説に注目
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 38年ぶりのローマ法王の来日を前に、430年以上前に法王と謁見した「天正遣欧少年使節」の千々石(ちぢわ)ミゲル(1569~1633年頃)をめぐる新説が注目を集めている。使節で唯一、棄教したとされていたが、禁教下に信仰を守った「潜伏キリシタン」だった説が高まり、来年には埋葬地の本格調査に着手する予定だ。「法王来日が歴史を変える好機になれば」と研究者も期待する。(桑村朋)

 イエズス会の宣教師、フランシスコ・ザビエルがキリスト教布教を行った1549年から約30年後、布教活動に貢献してもらおうとローマに派遣されたのが、13~14歳の4少年だった。

 だが、その後に待っていたのは、江戸幕府のキリシタン弾圧。ミゲルは帰国後に入会した同会を脱会、1606年には棄教し、4人で唯一、仏教徒に改宗したとされていた。

 平成29年、子孫らでつくる発掘調査実行委員会が、長崎県諫早市の伊木力(いきりき)地区のミゲルの墓とされる地から、キリスト教の聖具「ロザリオ」らしきガラス玉を発見したと公表。通説を覆す可能性が浮上した。

 元長崎歴史文化博物館研究員で実行委の大石一久さん(67)によると、石碑は江戸前期、ミゲルの四男が建立。裏に四男の名、表にはミゲル夫妻とみられる戒名が刻まれている。

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