北党大会終盤、党最高指導部で責任分散も 近く軍事パレード

北朝鮮の朝鮮労働党大会が開いた軍事部門の協議会=11日、平壌(朝鮮中央通信=共同)

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の平壌で5日から開かれている第8回朝鮮労働党大会で11日、軍事や工業、農業など部門別に協議会が行われた。朝鮮中央通信が12日に報じた。1週間以上に及ぶ長期間の開催となった大会も終盤に差し掛かっているとみられ、終了後には軍事パレードが行われる見通し。

 10日に党総書記に就任した金正恩(キム・ジョンウン)氏を除く党最高指導部の4人の政治局常務委員が、それぞれ協議会を主宰した。

 今回の大会では、党規約改正で急を要する課題は金氏の委任で他の常務委員が会議を主宰できるように改められた。責任を分散し、金氏の負担を減らす体制をさっそく試行した形だ。

 金氏の出席しない協議会では出席者が一様にマスクを着用。軍事、軍需工業部門の協議会では「国家防衛力強化に向けた課題」が議題となった。金氏出席の下、約7千人が集まった本大会では誰もマスクを着けておらず、金氏の出席の有無で防疫基準を恣意(しい)的に運用している実態も浮かぶ。

 韓国軍は10日深夜に軍事パレードの動きを捕捉したとしていたが、軍が可能性を指摘していた通り、リハーサルだったもよう。

 幹部らに記念行事の招待状が送られたと伝えられており、大会を記念したパレードを近く実施するとみられる。

 朝鮮中央通信によると、中国共産党総書記の習近平国家主席が11日付で金氏の総書記就任に祝電を送った。習氏は「中朝関係の強化・発展は中国の確固不動の方針だ」と強調した。

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