「ミスターラグビー」と呼ばれた名選手、平尾誠二さんの没後10年をしのぶタグラグビーの大会が神戸市で開かれた。タックルの代わりに、腰につけたタグを取って相手の攻撃を止めるルール。秋晴れの下で参加者らがグラウンドを駆け回った。
平尾さんは神戸製鋼(現コベルコ神戸スティーラーズ)の選手時代に日本選手権7連覇を達成。日本代表でも主将や監督を務めるなど日本ラグビー界を牽引(けんいん)してきたが、平成28年10月20日に53歳の若さで亡くなった。
今月17日に開かれた大会「平尾誠二杯」には、6~80歳と幅広い年齢層の男女計約180人が参加。選手が守備を振り切ってトライを決めると観客から大きな拍手が送られた。コベルコ神戸スティーラーズの選手たちも参加し、躍動感あるプレーで会場を盛り上げた。
兵庫県明石市から参加した小学6年、豊岡郁士(いくと)君は「みんなでパスを回して、トライできてうれしかった」と笑みを見せた。
大会はスポーツを通じた社会貢献を目指すNPO法人「SCIX(シックス)」の主催で、代表理事の美斉津二郎さんは「地域密着のスポーツクラブを根付かせたいとの平尾さんの思いを受け継ぎ、ようやく大会を開くことができた。大変うれしく、感無量だ」と話した。




