ウクライナ語に翻訳された日本の絵本5作品、計5000部を日本からウクライナの学校や小児病院などに寄贈する式典が5月31日、キーウで開かれた。絵本出版の至光社とNPO法人ウクライナ文化センター(いずれも東京)が主導し、5作品の翻訳を千部ずつ、ウクライナで出版した。ウクライナ各地の計千カ所に届ける。
至光社の武市晴樹社長はビデオメッセージで「絵本には傷ついた心を癒やし、温かい想像の世界へ導く力がある」と説明。ウクライナの子どもたちの心のケアに活用してほしいと語った。
5作品は、上皇后美智子さまがご一家で長野県の三方ケ峰に登られた時の思い出を基にした「はじめてのやまのぼり」や、いわさきちひろさんの「ゆきのひのたんじょうび」など。翻訳や印刷の費用は日本企業からの寄付で賄われ、日本とウクライナ両政府も協力した。
東部ハルキウの出版社「ラーノク」のビクトル・クルフロフ社長は「戦争のさなかでも夢や希望を子どもたちに届けたい。日本の支援に感謝している」と語った。(共同)




