島根原発2号機(松江市)の原子炉内で燃料を支える金具に不備があった問題で、中国電力は1日、金具の不備によって冷却水の量が変動した結果、燃料の冷却機能に関する社内の基準を満たしていない事態が約30年間で度々起きていたと明らかにした。燃料の健全性に問題はなかったと説明している。
中国電によると、社内の基準を下回っていると、トラブルが起きた際に燃料を冷却しづらい状況になる恐れがあり、保安規定で定める「運転上の制限」を逸脱したと判断される。
問題は、今年2月の運転停止後に発覚。137個ある金具のうち1個で、冷却水を通す穴の直径が本来は約6・2センチのはずが3センチだった。動作訓練で使う模擬部品を誤って装着していた。
中国電が調べたところ、金具を設置した平成7年以降の運転サイクル13回全てで、一時的に冷却機能に関する社内の基準を逸脱する事態が起きていた。




