小泉農水相「全農の株式会社化ない」、過去から後退、「不安煽ると売れる」メディア批判も

備蓄米の試食会で報道陣の質問に応じる小泉進次郎農水相=29日、農水省(梶山裕生撮影)

小泉進次郎農林水産相は30日の閣議後会見で、資材の供給など農業に関する経済事業を担う全国農業協同組合連合会(JA全農)について「株式会社化は全くない」と述べ、過去に取り組んだ農政改革から後退した姿勢をみせた。「不安を煽る方が記事が読まれる」とメディア批判を展開した。

小泉氏は2015年10月から自民党の農林部会長を務め、JAグループの改革に取り組んだ。政府の規制改革会議は、競争力を強化するためにJA全農の株式会社化などの組織改革案を打ち出し、小泉氏も支持していた。一方、党内の農林族やJAから猛反発を受け、とん挫した過去がある。農水相への就任で小泉氏は再び農政改革に意欲をみせるが過去の姿勢からの後退が懸念されそうだ。

メディアに対しても「みなさん対立を演出したくなる。ビジネスとしては理解するが、われわれはビジネスではない」と釘を刺した。(高木克聡)

小泉農水相、「古古古米」など備蓄米のおにぎり試食 「率直にどれを食べてもおいしい」

Google検索で「産経ニュース」を優先表示。ワンクリックで簡単登録

会員限定記事

会員サービス詳細

経済ランキング

  1. ソフトバンクグループがトヨタ抜き時価総額首位に 日本の産業構造の転換を象徴

  2. 観光客が殺到 好調な「江ノ電」が直面する“設備投資できない”ジレンマ

  3. ナフサ国内生産「100%に戻るだろう」 赤沢亮正経産相が見通し、鹿児島の備蓄基地視察

  4. ファミリーマートにセブン銀ATM、サービス開始 行政手続きやチャージも

  5. 年3000トン廃棄される「讃岐うどん」をどうするか 香川大が出した答えは「微生物紙」有料会員記事

  6. 東京・六本木の駐車場に「日本庭園」 飛び交う憶測…設置の狙いは税金対策ではなかった 路上感撮

  7. タクシー利用が男女同じに 日航子会社が運用見直し、識者「改定は妥当だ」

  8. 飲食料品の消費税「2027年4月から1%」 政府検討、高市首相意向をほぼ実現

  9. 北方領土でコンブ漁解禁、根室市から181隻が出漁 ロシア側に入漁料7667万円

  10. 三セク鉄道、乗って応援 「鉄印」人気じわり 記帳料300円から 全41社の覇者求む