大相撲の第74代横綱に昇進した豊昇龍(25)=本名・スガラグチャー・ビャンバスレン、モンゴル出身、立浪部屋=の新しい綱を作る「綱打ち」が30日、東京都台東区の立浪部屋で行われた。初めて綱を締めた豊昇龍は笑顔を見せ、「ずっと夢に見てきたので本当にうれしいですね。こんな俺でいいのかな、と思って。うれしそうなみんなの顔を見て、もっと頑張らないといけないという気持ちが出てきた」と決意を新たにした。
綱打ちには立浪部屋以外の出羽海一門の関取衆ら15人も集まり、紅白のねじり鉢巻き姿で「ひい、ふの、み」「それ、一、二、三」と威勢の良い声を掛けながら、3本の綱をより合わせて長さ約4・1メートル、重さ約7・8キロの純白の綱を完成させた。
その後、豊昇龍は一門の先輩横綱である武蔵川親方(元武蔵丸)の指導の下、雲竜型の土俵入りの練習を行った。武蔵川親方が現役時代に使用していた三つぞろえの化粧まわしを借り、太刀持ちに平戸海、露払いに明生を従えて所作を確認した。練習は15分ほどで終了し、武蔵川親方は「覚えるのが早いから良かった。うまいよ。新しい〝神様〟が来た」と語った。

雲竜型土俵入りの練習に臨む横綱豊昇龍(中央)=30日、東京都台東区の立浪部屋(代表撮影)
豊昇龍は「難しい。(せり上がりで)前に進んでいくところとか。ちょっとしたらうまくなると思うけどね」。綱は本人の希望で、叔父の元横綱朝青龍と同様に太めの仕上がり。「重かった。そのくらい自分の責任がもっと重くなる」と気を引き締めた。
31日には東京・明治神宮で新横綱の推挙式と奉納土俵入りが行われる。




