北海道大樹町のロケット打ち上げ場、次世代対応で開発加速 JAXAが100億円規模拠出

北海道スペースポートの将来イメージ図(SPACE COTAN株式会社提供)

北海道大樹町で宇宙ロケットの民間打ち上げ拠点として注目されている商業宇宙港「北海道スペースポート(通称HOSPO)」の運営主体「スペースコタン」(本社・北海道大樹町)は17日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が公募していた基金に採択されたと発表した。拠出額は最大105億円。北海道によると、道内のロケット打ち上げ場開発にかかる拠出額としては過去最高となる見通しだ。

JAXAが公募していたのは、宇宙戦略基金事業の将来輸送に向けた地上系基盤技術にかかる「打ち上げ高頻度化等を実現する地上系基盤技術開発」。スペースコタンによると、複数種のロケットを高頻度で打ち上げできる次世代射場を実現するための技術開発を行う。

北海道の鈴木直道知事は同日の定例会見で「宇宙産業の振興は本道にとっても重要な成長産業への挑戦なので喜ばしいことだ」と歓迎した。

北海道スペースポートは垂直や水平型など多様なロケット打ち上げに対応した国内唯一の複合型宇宙港。ロケットなどの射場・実験場として国内外の民間企業や大学などの打ち上げや実験を支援している。これまでに行われた打ち上げを含む航空宇宙実験は年間40件程度。民間の観測ロケットが宇宙空間に到達するなどの実績もあがっている。(坂本隆浩)

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