上川陽子外相は7日、ベトナムのブイ・タイン・ソン外相と東京都内で会談し、安全保障分野での協力を深める方針で一致した。両氏は経済分野を協議する「日ベトナム協力委員会」を約5年ぶりに開き、サプライチェーン(供給網)の強化や人材育成での連携といった協力を確認した。終了後、合意事項を盛り込んだ共同文書を発表した。
外相会談では、中国が覇権的行動を続ける東・南シナ海情勢や、拉致問題を含む北朝鮮問題、ロシアのウクライナ侵攻について意見交換。法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持が重要だと申し合わせた。
共同文書では、デジタルやGX(グリーントランスフォーメーション)、半導体など新たな分野の協力促進を掲げ、ベトナムの投資環境改善が必要だとの認識を共有。日本政府は、ベトナム人労働者や留学生の就労環境や生活条件を改善し続けると明記した。




