全国学力テスト、記述式は振るわず 中3国語の正答率低く表現力に課題

東京都内の小学校で全国学力テストに臨む児童ら=4月18日(代表撮影)

文部科学省は29日、小学6年と中学3年を対象として4月に行った令和6年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。教科別の平均正答率は小6の国語と算数、中3数学が前年度を上回った。一方、中3国語は10ポイント以上低下。全体的に記述式の設問の正答率が振るわず、子供たちの表現力に課題があることが浮き彫りとなった。

調査対象は、国公私立計約2万9000校の約209万人。国語と算数・数学が実施された。

全国の平均正答率は、小6が国語67・8%(前年度67・4%)、算数63・6%(同62・7%)。中3は国語58・4%(同70・1%)、数学53・0%(同51・4%)となった。

中3国語は3つの記述式問題が出されたが、正答率はいずれも40%台にとどまった。無解答の割合は1割前後だった。葉の形について書かれた説明文から読み取った情報を要約する問いに答えられた生徒は43・3%と最も少なかった。

作問にあたった国立教育政策研究所は「必要な情報を取り出すことや、表現の効果を考えて説明することに課題がみられた」と分析。記述式の正答率の低さは例年の傾向で、文科省は「要約や説明、論述、話し合いなどの言語活動を工夫することが重要」(学力調査室)と授業の改善などを進める考えを示した。

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