【ソウル=時吉達也】北朝鮮の朝鮮中央通信は14日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記とプーチン露大統領が13日の会談で、安全保障分野の「重大な問題と当面の協力事項」について「満足な合意」に至ったと伝え、成果を強調した。具体的な合意内容には言及しなかった。
13日の夕食会後には、正恩氏が「都合の良い時期」の訪朝を招請し、プーチン氏が快く受け入れたとしている。ロシアのペスコフ大統領報道官も14日、露メディアに「招請を感謝とともに受け入れた」と語った。
韓国の聯合ニュースによると、正恩氏は専用列車で移動し、14日中に露極東ハバロフスク地方の都市コムソモリスクナアムーレに到着する見通し。現地メディアは、戦闘機生産工場の視察などが予定され、16日にはショイグ露国防相との会談が開かれると報じた。
朝鮮中央通信によると、両首脳は通訳のみを交えた13日の対話で、米国や同盟国を念頭に「帝国主義者たちが平和な暮らしを侵奪しようとしている」と批判。「共同戦線」で対抗することに合意したとして、軍事分野の協力強化に向けた協議が進展したことをうかがわせた。
会談が行われたボストーチヌイ宇宙基地で、正恩氏は訪問録に「初の宇宙征服者を生んだロシアの栄光は不滅だ」と記し、人類史上初の有人宇宙飛行など旧ソ連からの功績をたたえた。




