21日から中華圏の旧正月「春節」の大型連休が始まる。新型コロナウイルス禍前は観光業界にとって多くの訪日外国人観光客(インバウンド)が訪れる書き入れ時だったが、今年は予約件数の伸びが鈍化。感染状況が悪化している中国本土からの需要の蒸発が大きく響き、全体でもコロナ禍前の「3~4割程度」と嘆く宿泊施設もある。ただ、独自の戦略で好調な事業者もおり、需要を掘り起こす余地はありそうだ。
「韓国や台湾などからの予約は入っているが、集中して増えているわけではないので、春節効果が出ているわけではない」
旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)の担当者は春節連休の状況をそう説明する。昨年10月の政府による水際対策緩和以降、東南アジアなどを中心に訪日客の予約は増加傾向が続く。あくまで春節期間中もその延長線上という。
