北海道の鈴木直道知事は2日、北海道庁で開かれた新型コロナウイルス感染症対策本部会議で、札幌市を含む道央圏と道北圏、十勝圏の3圏域を対象に即応病床のフェーズを現在の「1」から「2」に引き上げる考えを明らかにした。道内の10万人あたりの新規感染者数は10月26日以降、全国最多が続く。鈴木知事は会議終了後の会見で「再拡大の局面に入った」と強調。7日からフェーズを引き上げ、医療提供体制を強化する考えを示した。
道が公表した1日時点の道内の病床使用率は31・5%。このうち札幌市は39・4%で、札幌市を除く道央圏も27・0%。さらに十勝圏47・4%、道北圏35・8%となっており、増加が続いている。また、道南圏も24・5%と高い水準にある。
道は各圏域の病床使用率が高まっていることから、コロナ対応で即時に受け入れができるよう、医療機関側にあらかじめ確保してもらう即応病床を増やす。地域別では道央圏が919床から1032床、道北圏は236床から282床にそれぞれ増やす。十勝圏はフェーズ1、2ともに165床で変わらないが、道の担当者は「地域の状況を見ながら検討を進める」としている。
入院患者数が増えている道南圏も「1」から「2」への引き上げを検討中。このほかの圏域も感染状況をモニタリングするなど即応できる状況にする。
鈴木知事はまた、国が進めている医療機関への病床確保料見直しについて、補助額が減額されることで「今後の病床確保に影響が生じかねない」と指摘。全国知事会を通じて地域の実情に応じた制度設計とすることなどを国に求めていく考えを強調した。
北海道が2日に公表した道内のコロナ新規感染者数は過去3番目に高い7895人で、13日連続で前週を上回っている。




