千葉県柏市は30日、死亡届の事務処理を誤り、生存している男性市民の住民票を削除したと発表した。男性は4月28日~5月7日の10日間、死亡扱いされていたという。既に訂正して謝罪したが、年金の支給は遅れる可能性がある。
市は別の行政機関から連絡を受けるまで、誤りを男性に伝えていなかった。市は「隠ぺいしたわけではない」と釈明している。
市によると、4月28日に60代男性が妻の死亡届を松葉出張所に提出、対応した職員が誤って男性の住民票を削除した。5月7日に柏の葉サービスコーナーで男性が印鑑登録証明書を発行できず、内部で誤りが判明して訂正。証明書は2日後に同コーナーで発行されたが、遅れた理由を男性に伝えなかった。
一方、男性は同25日、松戸年金事務所とのやり取りで自らが死亡扱いとなっていた事実を把握。同事務所から連絡を受けた市は翌日、市民課長や出張所長らが太田和美市長からの詫び状を持参して謝罪した。男性は「市民の方を向いていない仕事のやり方だ」などと激怒しているという。



