関西スーパーの経営権をめぐる争奪戦で話題になった首都圏地盤のスーパー、オーケーが、花王製品の取扱品目を減らし話題になっている。原材料費高騰などで値上げを表明したためで、低価格が売りのスーパーの顧客ニーズに合わないというわけだ
▶半世紀も前の話だが「ダイエー・花王戦争」を思い出した。当時の花王石鹸は、大手スーパー、ダイエーの安売りを阻止しようと商品の納入を中止して話題になった。値段を決めるのは生産者か流通者か。〝価格破壊〟を掲げ流通王と呼ばれたダイエー創業者の中内㓛は、安売りの目玉だった花王のブランド洗剤について「チラシの目玉に使いやすいんですね。洗剤ですし、消費量が大きいですから」と話している(『中内㓛回想録』流通科学大学)
▶大量生産大量消費の時代は今は昔。このところのデフレ下で価格を決めていたのは消費者ではなかったか。食品、日用品と進む値上げに消費ひいては経済の縮小が懸念される。



