千葉県柏市の太田和美市長(42)の資金管理団体「都市経営フォーラム」(柏市)と、元秘書が代表を務める政治団体「美政会」(松戸市)が、市長就任前の令和2年に国の新型コロナウイルス対策助成金計約105万円を受給していたことが分かった。太田氏には両団体から、ほぼ同額の借金返済があった。31日の定例記者会見で、太田氏は「千葉労働局からも適法とされたが、適法でも道義的責任があり、返還する」と述べた。
収支報告書によると、「都市経営フォーラム」は同年8月に「小学校休業等対応助成金」を26万7050円受給。直後に同額が太田氏個人に「借入金返済」名目で支出された。「美政会」は「雇用調整助成金」を同年6月に60万7080円、8月に18万2千円受け取った。直後にほぼ同額が太田氏に「借入金返済」として支出された。
「小学校休業等対応助成金」は、休校などで子供の世話をするために仕事を休まざるを得なくなった保護者への助成制度。フォーラムは職員のひとりが同年8月、家族の通う小学校がコロナで休校して休暇を取得したとして受け取っていた。「雇用調整助成金」は事業縮小を余儀なくされた企業が対象となっている。
太田氏は会見で「市長就任前の当時は給与がなく生活費にも窮する状態で、貸し付けていた金の返還に応じてくれたものと考えていた。助成金と同額とは知らなかった」と説明。その上で「フォーラムの受け取った助成金は返還する。美政会には返還するよう申し入れ了解を得た。誤解を受けることは今後慎む。支援してくださる人に申し訳ない」などと謝罪した。
太田氏は元衆院議員で、昨年10月の市長選で立憲民主党県連、共産党、れいわ新選組などの支持を受けて初当選した。




