米韓合同演習開始 北朝鮮、対抗措置の可能性も

【ソウル=時吉達也】米韓両軍は16日、定例の合同軍事演習を開始した。北朝鮮は演習実施に反発して対抗措置を取る可能性を示唆しており、26日までの演習期間中、短距離弾道ミサイルの発射などに踏み切る可能性が取り沙汰されている。

韓国軍合同参謀本部によると、2018年春以降実施されていない野外での実動訓練は今回も見送られ、コンピューターシミュレーション中心の指揮所演習となる。新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえて規模が縮小された3月の演習より、さらに小規模での実施になるという。

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記の妹、金与正(ヨジョン)党副部長は事前訓練が始まった今月10日、「必ず代価を支払うことになる」と演習実施を牽制(けんせい)。南北は7月末、約1年ぶりに通信回線を復旧していたが、北朝鮮は10日以降、復旧回線による定時連絡に応じていない。