北朝鮮、ワクチン供給遅れを批判 「一部国家が必要以上に確保」

講習会で演説する北朝鮮の金正恩総書記(朝鮮通信=共同)
講習会で演説する北朝鮮の金正恩総書記(朝鮮通信=共同)

【ソウル=時吉達也】5月31日に閉幕した世界保健機関(WHO)年次総会で、北朝鮮は途上国への新型コロナウイルスワクチンの供給が遅れていることについて「一部国家が必要以上に確保し、不公平な事態を招いている」と批判する声明を発表した。

北朝鮮はワクチンを共同購入して途上国にも分配する国際的枠組み「COVAX(コバックス)」を通じ、5月までに約170万回分のワクチン供給を受ける予定になっていたが、遅れが生じている。

WHOのホームぺージで公開された声明によると、北朝鮮は、特許を一時放棄することでワクチン供給を増やす政策に反対する意見が出ていることについて「国家の利己主義」だとして非難。WHOに「差別なく治療が受けられる公正な世界を実現するよう努力を傾けるべきだ」と訴えた。