米軍は震災後も自衛隊との訓練や演習で、意思疎通や戦術などに関する互換性を高め、日米で連携できる能力「相互運用性」をこの10年で強化してきた。相互運用性についてオオスガ氏は「有事の際に非常に重要になる」と指摘する。
弾道ミサイルの増強を図る北朝鮮に対しては、米軍横田基地(東京都)内に航空自衛隊が航空総隊司令部を震災の翌年に設置し弾道ミサイル防衛(BMD)の連携体制が強化され、共同訓練で防衛能力の向上を図っている。オオスガ氏は震災や訓練などを通し「日米同盟は日々、強くなっている」と強調する。そして、自衛隊と米軍が震災で日本の国民から認められるようになったことも、同盟における大きな変化だという。
米軍と自衛隊の連携強化とともに、中国と対峙(たいじ)する米国にとり日米同盟の重要性はさらに高まっている。(坂本一之)



