米運輸長官にブティジェッジ氏を指名 若手ホープ、インフラ投資に辣腕期待

 ピート・ブティジェッジ氏=2月、米ネバダ州ラスベガス(共同)

 【ワシントン=塩原永久】次期米大統領への就任が確実になった民主党のバイデン前副大統領は15日、新政権の運輸長官に中西部インディアナ州のピート・ブティジェッジ前サウスベンド市長(38)を指名すると発表した。同市の再生に敏腕を発揮した民主党若手ホープを、次期政権が重視するインフラ投資計画の重要ポストに充てる。

 バイデン氏は声明で「雇用、インフラ、環境を一体的に扱う運輸省の野心的な仕事を託す」とブティジェッジ氏起用の理由を説明した。同氏は中央政界の経験がないが、工場跡地に企業を誘致するなど同市経済の立て直しに成功したと評価されている。

 同氏は同性愛者であることを公言しており、上院の承認を経て就任すれば初めての同性愛を公表した閣僚となる。大統領選の民主党候補選びでは、序盤の中西部アイオワ州党員集会で首位となるなど、将来の大統領候補として頭角を現した。

 また、米メディアによるとバイデン氏は、次期エネルギー長官に元ミシガン州知事のジェニファー・グランホルム氏(61)を指名する見通し。知事として再生可能エネルギーの導入促進に尽力。2009年にオバマ前政権が米自動車大手の救済に動いた際は政権と協力して対応した。

 バイデン氏は脱炭素社会の推進で再生可能エネルギーを重視しており、グランホルム氏の経験を買ったとみられる。

 一方、ロイター通信は、内務長官にニューメキシコ州選出のデブ・ハーランド下院議員(60)の登用を検討していると伝えた。起用されれば先住民女性として初めての閣僚になるとみられる。

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