天皇、皇后両陛下、即位から半年の歩み 「国民の中に」ご交流積極的に

天皇、皇后両陛下、即位から半年の歩み 「国民の中に」ご交流積極的に
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 5月1日のご即位から約半年。天皇陛下は上皇さまから引き継いだ象徴としての公務を重ね、宮内庁側が上皇さまのご負担軽減のため取りやめたり、減らしたりしていた式典でのお言葉や宮中祭祀(さいし)も復活されている。病気療養中の皇后さまも主要行事すべてにご臨席。「国民の中に入り、国民に少しでも寄り添う」。陛下が平成31年2月の誕生日会見で語った言葉通り、国民との積極的なご交流の姿勢を示されている。

 「楽しそうですね」「どれくらい練習されましたか」。6月2日、全国植樹祭臨席のため訪問された愛知県の医療福祉施設。両陛下は車いすダンスを披露する入所者に話しかけられた。宮内庁幹部が時間を気にする中、両陛下は見送りの施設関係者にも声をかけてご歓談。入所者には手を握って励まされ、出発時間は約20分遅れた。同様の場面は地方ご訪問が続いた9月、新潟県(国民文化祭)や茨城県(国民体育大会)でもみられた。

 同月に全国豊かな海づくり大会臨席のため訪問された秋田県の県動物愛護センターでは、児童が両陛下用の椅子に座ってしまう場面があった。両陛下は「どうぞ、どうぞ」と席を譲り、順番に立って児童の輪の中に入られた。「多くの国民と自然な形で触れ合われようとする姿勢の表れ」。宮内庁幹部の一人はそう話す。

 国民文化祭を除くこれらの3つの式典では21年以降、上皇さまの負担軽減からお言葉がなくなったが、陛下はいずれも復活された。8月15日に初めて臨席した全国戦没者追悼式では、上皇さまが用いられてきた「深い反省とともに」との言葉を「深い反省の上に立って」と変えられた。小さな変更の中に、戦後世代としての未来志向と、平和への覚悟をにじませられた。

 21年以降は減らされていた宮中祭祀も平成当初の形に戻された。陛下は上皇さまが5月1日と10月1日のみ拝礼されていた皇居・宮中三殿での旬祭に毎月1日、臨まれている。

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