九州電力は20日、環境・エネルギー分野を対象としたベンチャー向け投資会社「環境エネルギー投資」(EEI、東京)と提携し、同社が組成するファンドに10億円を出資したと発表した。ベンチャー企業と連携し、エネルギー分野の新規事業開発を狙う。
ファンドは総額40億円で、九電のほか関西電力の子会社、関電ベンチャーマネジメントなども参加する。
EEIは、省エネ技術やビッグデータ活用など、大手電力会社にはない技術を持つベンチャー企業を厳選し、投資してきた。出資実績は平成18年の設立以来、92案件計192億円に上る。
九電と関電は今回、投資に対するリターンよりも、EEIが持つこうした企業情報の活用を重視し、出資を決めた。
電力小売りの全面自由化によって、電力会社の競争環境は厳しくなる。
九電は勝ち残りへ、29年度に若手社員を中心に、新規事業を考案する「i・PROJECT(アイ・プロジェクト)」を始めた。今回の出資によって、外部の専門家の知見も取り込む。



