「宮下公園」 渋谷区とナイキ、命名権協定途中解約 名称変更実現せず 公園は閉鎖

 スポーツ用品メーカー「ナイキジャパン」(東京都品川区)と渋谷区が協定を結んだ「宮下公園」のネーミングライツ(命名権)協定が31日、途中解約された。区が同日、定例議会にナイキとの和解議案を提出し、可決された。同公園を再整備する区の計画などに伴う措置。同公園をめぐっては、改称反対派による妨害活動などで、改称は実現していなかった。

 和解は(1)区はナイキに平成28年度の命名権料の支払いを求めない(2)ナイキは協定解約による損失の支払いを区に求めない-などとする内容。区は「和解内容はナイキ側と協議し、円満に決定された」としている。

 区は21年8月、公園の命名権を年間1700万円で10年間譲渡する協定をナイキと締結。ナイキは公園を「宮下NIKEパーク」と改称し、スケートボード場やクライミング施設などを整備する予定を立てた。しかし「みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会」など改称反対派が妨害活動を実施。22年には区が反対派の設置したテントなどを強制撤去する事態に発展した。最終的に命名権取得後もナイキは宮下公園の名称を存続させていた。

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