大阪府警の留置場から男が逃走 弁護士接見後か

 12日午後、大阪府富田林市の府警富田林署から、8日に強制性交未遂容疑で再逮捕され、弁護士と接見中だった樋田淳也容疑者(30)が逃走した。接見室の面会者と隔てるアクリル板が押し破られ、金属製の縁との間に約10センチの隙間が空いていた。府警は顔写真を公開し、約200人態勢で加重逃走容疑で行方を追っている。

 府警によると、午後7時半から弁護士が接見していた。接見後に逃走した可能性がある。いつ接見が終わったかは分かっておらず、弁護士はそのまま帰っていたという。弁護士以外の接見時間には隣の部屋に署員が常駐しているが、当時は誰もいなかった。

 接見室の弁護士側の扉は施錠されていなかった。アクリル板の隙間を通り抜けて署の裏口から逃げ、敷地を囲む高さ2~3メートルの塀を乗り越えた可能性がある。

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 12日午後9時45分ごろ、同署2階の接見室に誰もいないのに署員が気付いた。逃げる様子を目撃したり脅されたりした署員はいなかった。接見室は防音仕様で、大きな音を聞いた署員もいなかった。同署はアクリル板の厚さは明らかにしておらず、設置時期は不明としている。

 樋田容疑者は6月、府内のマンションで20代の女性に乱暴したなどとして、強制性交や窃盗などの疑いで逮捕され、7月に起訴された。その後、別の強盗致傷罪で追起訴され、今月8日に再逮捕されていた。府警は、5月上旬に羽曳野署の駐車場の警察車両が燃えた事件に関与した可能性があるとみて捜査していた。

 樋田容疑者は身長163センチの中肉中背。黒の長袖ジャージーと灰色のスエットズボンを着用していた。

 富田林署によると、これまでアクリル板は壊れたり外れたりしたことはなかった。寺坂真樹副署長は「確保に向け、捜査を尽くす」とのコメントを出した。

 富田林署は、近鉄長野線富田林西口駅の南約150メートルで市役所の近くにある。

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