巨人の松井秀喜新監督が30日、川崎市のジャイアンツ球場でスタートした秋季キャンプで本格的に始動した。松井監督が球団のパーカ姿で登場すると、スタンドからは「お帰りなさい」と歓声が上がる場面も。球場に詰めかけた2932人ものファンに見守られながら「松井巨人」が船出した。
練習前には選手らを前に約6分間にわたり訓示。球団によると、松井監督は「自分ができることをしっかり100%でやっていこう。みんなの意識が少しずつ浸透していったら、これがまた新たなジャイアンツの文化になってくる」などと呼び掛けたという。
松井監督を支えるコーチの陣容も固まった。ヘッドコーチには現役時代にともに中軸を担った元監督の高橋由伸氏が就任。打撃チーフコーチにもかつてのチームメートだった清水隆行氏が着任した。水野雄仁編成本部長は「〝チーム松井〟の要望に2軍も3軍もすべて応えていく」と全面的なバックアップを約束。高橋新ヘッドコーチも「(就任会見で松井監督が)『黄金時代を作る』と話していたが、その気持ちは僕も同じ」と力を込めた。
チーム本塁打数はリーグ4位で、日本人選手では大城、佐々木の10本が最多。チームの将来を担う主砲の育成が喫緊の課題となっている。「選手の特徴や強みについて、全選手をしっかりと把握したい」と松井監督。「球界の盟主」の称号を取り戻すため、着実に歩みを進めていく。(浅野英介)




