【北京=三塚聖平】中国外務省は22日、李強首相が21日にロシアのプーチン大統領と露北西部サンクトペテルブルクで会談したと発表した。李氏は、密接な中露関係について「変動と混乱が錯綜(さくそう)する世界において得難い貴重な安定の力だ」と強調した。李氏とプーチン氏は、エネルギーなど各分野における実務協力を深化させることで一致した。
中国側によると、プーチン氏は、中露関係について「国際情勢の変化や第三国の妨害を受けることはない」との考えを示した。中国・深圳(しんせん)で来月中旬に開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議について、プーチン氏は「(中国を)支持する」と述べた。同会議に合わせた米中露3カ国首脳会談の開催が取り沙汰されているが、それに関する言及はなかった。
李氏は21日にロシアのミシュスチン首相とも会談した。中国外務省が発表した共同声明は、「互いの核心的利益と重大な関心事項に関わる問題について揺るがずに終始一貫して相互に支持する」としたほか、「破壊的な外部干渉が現在のユーラシア大陸の安定を損なう主な原因だ」と明記した。名指しはしていないが米国のイラン攻撃などを念頭に置いている可能性がある。




