ミャンマーのミンアウンフライン大統領が隣国インドを訪問し、ニューデリーで1日、モディ首相と会談した。ミンアウンフライン氏は国軍総司令官だった約5年前にクーデターで実権を握り、4月に大統領に就任。初外遊先にインドを選んだ。インドは親軍政権との対話を進める構えだ。
首脳会談を受け、ミスリ印外務次官は記者会見で、ミャンマーで民主派や少数民族武装勢力との内戦状態が続いていることが議題になったとし、「インドにとってミャンマーとの持続的対話が重要だ」と強調した。その上で「関係を断絶すれば空白が生じ、われわれの不利益になる形で他国がその空白を埋めに来るだろう」と述べ、名指しは避けつつミャンマー国軍との関係を強化する中国を牽制(けんせい)した。
ミャンマーでは、インドに近いラカイン州の武装勢力がしばしば攻勢に出ており、ミンアウンフライン氏は軍事作戦などでインドの協力を必要としている。インドにとっても隣国の安定は必要で、ミャンマーのレアアース(希土類)に関し、両首脳が協議した。
(岩田智雄)




