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<産経抄>リンカーン大統領が暗殺されたとき、警護官はバーで一杯ひっかけていた

25日、ホワイトハウス記者会主催の夕食会会場から退避を促されるトランプ米大統領(中央)=ワシントン(ロイター=共同)

米国の第16代大統領のリンカーンは1865年4月、首都ワシントンで観劇中に背後から銃撃されて死亡した。警護官はそのとき、劇場内のバーで一杯ひっかけようと持ち場を離れていた。

▼シークレットサービスが誕生したのはそれから3カ月後である。ただし当時の任務は偽造紙幣の摘発だった。大統領の警護を担うようになったのは、第25代大統領のマッキンリーが暗殺された翌年の1902年からだ(『シークレットサービス 大統領警護の舞台裏』ロナルド・ケスラー著)。

▼トランプ大統領が出席していた夕食会の会場となったワシントンのホテルで25日夜、発砲があった。トランプ氏はシークレットサービスに促されて退避して無事だった。31歳の容疑者は拘束された。「影響力のある人間は狙われるものだ」。直後に会見を開いたトランプ氏は、自らをリンカーンになぞらえ意気軒高だった。

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