千葉県の熊谷俊人知事は5日、地域住民が造成工事に反対している鴨川市の大規模太陽光発電施設(メガソーラー)の開発区域を初めて視察した。山林の伐採が進み、山肌が露出する現場をヘリコプターで上空から約20分間、確認した。同市の佐々木久之市長も同乗した。
熊谷氏は視察後、県庁での記者団の取材に「(開発区域の)規模が非常に大きく、高低差のある中での開発行為だと再確認した」と指摘した。そのうえで「急峻(きゅうしゅん)な地形なので土砂(流出)の問題や周辺の河川への影響などに十分な対策が講じられることが重要だ」との認識を改めて示した。
佐々木氏も「工事が進んでいるという印象を受けた。(現場は)険しい山なので安全性がどうなのかという不安が深まった」と述べた。
メガソーラーの開発区域では開発許可外の区域で山林(1・5ヘクタール)を伐採したとして、県は10月30日、事業者に工事の一時中止や山林の復旧などを求める行政指導をしたと発表。まずは今月6日をめどに、土砂流出防止など対策工事の手順書を提出するよう事業者に求めている。




