【パリ=三井美奈】フランスのルコルニュ首相は2日、仏海軍が大西洋岸でロシア原油の輸送タンカー船を立ち入り捜査し、乗員2人を身柄拘束したと発表した。仏メディアは、デンマークで相次いだ無人機飛来に関与していた疑いがあると報じた。
報道によると、タンカー船は全長244メートル。9月20日にロシア北部サンクトペテルブルク付近から原油を積んで出航し、インドに向かっていたとみられている。バルト海からデンマーク沖合を経て、大西洋を南下していた。9月末に仏西部サンナゼール沖を航行した際、フランス検察が「申請書類の不備で船籍が確認できない」として、捜査開始を命じていた。
デンマークでは22日以降、空港や軍基地などに無人機が相次いで飛来。今月1、2日の欧州の首脳会合を前に、ロシアが関与した揺さぶり工作との見方が強まっていた。




