自民党総裁選(10月4日投開票)に立候補した5氏が決意を表明した22日の所見発表演説会。石破茂首相(党総裁)に対し、ねぎらいの言葉を寄せたのは小泉進次郎農林水産相1人にとどまった。9氏が立候補した昨年9月の総裁選の際は、3氏が約3年務めた岸田文雄前首相に対する敬意の言葉をかけていた。
「心からの敬意を表したい。本当にありがとうございます」
党本部で開かれた演説会にラストバッターとして臨んだ小泉氏は冒頭、石破首相にこう謝意を示し、「丁寧な国会運営と野党との対話を通じ、政治を前に進めてこられた」と称えてみせた。
小泉氏と同じ石破内閣の一員として林芳正官房長官もねぎらいの表現こそ口にしなかったものの、石破首相が重視した災害対策などを挙げる形で、首相の功績を振り返った。
残る小林鷹之元経済安全保障担当相、茂木敏充前幹事長、高市早苗前経済安保担当相の演説で、石破首相に触れる場面はなかった。
一方、小林氏は昨年の総裁選の所見発表演説会で、岸田氏に対し「わが国が直面する困難な課題に向き合ってこられた。岸田総裁に対し、心から敬意を表します」と訴えていた。
当時も官房長官を務めた林氏は、岸田氏が派閥パーティー収入不記載事件に伴い退陣する形となったことを挙げ、「組織の長として責任を取られた岸田総理・総裁の姿を胸に焼き付けて、党の信頼回復に全力をあげていきたい」と強調していた。
今回、小泉氏にねぎらいの言葉をかけられた石破首相も当時、岸田氏に対し「ご功績、多大なご努力、心から敬意を表し、今後さらにご指導たまわらんことを心からこい願う」と語っていた。




