自民の加田裕之氏、議席守る「本当に長く苦しい戦いだった」 参院選兵庫選挙区

再選を決め、バンザイをする自民党の加田裕之氏(右から2人目)=神戸市中央区

過去最多に並ぶ13人が立候補し、全国屈指の激戦区となった参院選兵庫選挙区では、投開票日翌日の21日午前1時25分、再選を目指す自民現職の加田裕之氏(55)の事務所(神戸市中央区)に当選確実の知らせが入ると、党県連関係者や支援者らから大きな歓声と拍手が湧いた。まもなく、加田氏が事務所に到着し、支援者らと握手やバンザイで厳しい選挙戦に勝利した喜びを分かち合った。加田氏は支援者らを前に「本当に長く苦しい戦いだったが、みなさまがいたから、戦い抜けた」と感謝の言葉を述べた。

選挙期間中、大票田の阪神地区を中心に遊説活動を展開する候補者が多い中、「県内41市町すべてを最低1回は訪れた」(陣営関係者)という〝どぶ板選挙〟を展開して地盤を固めた。夜は精力的に個人演説会などをこなし、現職としての実績をPRするなど支持を訴えてきたことなどが功を奏した。

また、当初から厳しい選挙戦を強いられるとされていたこともあり、3日の公示日には石破茂首相(自民総裁)が全国の選挙区の中で最初に応援に駆け付けた。その後も小泉進次郎農林水産相や高市早苗前経済安全保障担当相ら大物が応援に駆け付けるなど、党を挙げて選挙戦に臨んだことも実を結んだ。

再選を決めた加田氏は、勝因について「自民党のみなさんの総力の結集。(選挙期間中は)政策をしっかりと訴えていくことに努めてきた」と振り返った。

2期目については「兵庫県で何とか(自民の)議席を守ったので、兵庫県を、そして日本をしっかりと前へ進めたい」とし、具体的には「今年は阪神淡路大震災から30年。本気の防災を県民のみなさんと一緒になって、震災の教訓を生かしながら安全安心な国づくりを提唱していきたい」と抱負を語った。

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