トランプ米大統領が昨年の大統領選で推進を明言した政策が前に進んでいない。大麻(マリファナ)に対する規制の緩和だ。仇敵のバイデン前大統領が取り組んだ課題にトランプ氏が前向きな姿勢を示したのは、無党派層やリベラル層の支持を取り込む狙いだったとされる。だが、トランプ氏自身は酒もたばこもたしなまず、大麻にも良い感情を持っていないという。大統領就任後は沈黙を守るトランプ氏に対し、賛成派、反対派が激しいアピール合戦を展開している。
「フェンタニル」よりも危険と認定
大麻規制の緩和を推進する政治団体「米国の権利と改革」は大統領本人を動かすためテレビCMを製作した。ディープ・ステート(闇の政府)が政権を動かしているというトランプ氏好みのストーリーで、規制緩和を訴える内容だ。