主要都市ごとのコシヒカリ5キロ当たりの価格は最大1700円超の開きがあり、大きな地域差があることが分かった。最高値は岡山市の5252円、最安値は青森県八戸市の3510円。関西の最高値は兵庫県姫路市の5189円だった。「米どころ」からの遠隔地は流通コストがかかることなどが理由とみられ、新たに就任した小泉進次郎農林水産相は抜本的な流通改革が求められる。
政府の小売物価統計調査によると、都道府県庁所在地と人口15万人以上の計81都市のうちコシヒカリが5千円以上は6カ所、4千円台は68カ所、3千円台は7カ所だった。
5千円台は高い順に、岡山市(5252円)▽兵庫県姫路市(5189円)▽長崎市(5171円)▽広島県福山市(5082円)▽北九州市(5056円)▽那覇市(5027円)-。3千円台は最高値が山形市(3974円)、最安値が青森県八戸市(3510円)だった。
近畿大学農学部の増田忠義准教授(農業資源経済学)によると、2023年産の食用米の生産量を都道府県別にみると、上位6位は新潟、北海道、秋田、宮城、山形、茨城。増田氏は「価格が相対的に安い都市は米どころに近く、高い都市は遠い」と話す。
一方、増田氏は、備蓄米の保管場所も都市ごとの価格差に影響しているのではと指摘。「産地のJA(農協)や民間の倉庫に保管され委託管理されている」(増田氏)とみられるため、米どころから遠い都市は輸送コストがかかっている可能性があるとしている。(山口暢彦)




