東北電力が30日発表した2025年3月期連結決算は、売上高が前年同期比6・1%減の2兆6449億円、純利益が同19・1%減の1828億円だった。純利益は過去最高の24年3月期に次ぐ規模だが、3年ぶりの減収減益となった。
女川原発(宮城県女川町、石巻市)2号機の再稼働で火力発電の出力が低減され、260億円の燃料費を抑制した。一方で燃料価格の変動を料金に反映する「燃料費調整制度」による利益が大幅に減少した。
2号機は安全対策のため設けた施設などの減価償却費が発生し、再稼働による収支改善効果は125億円とした。26年3月期は345億円と見込む。
仙台市で記者会見した石山一弘社長は、2号機の収支改善効果について「ほぼ想定通り」と説明。ただ財務基盤の回復を優先するため、電気料金の値下げには慎重な姿勢を示した。
26年3月期の業績予想は、売上高を2兆4500億円、純利益を1350億円の黒字とした。




