筋力が上半身から低下し身体を動かしにくくなる難病「顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー(FSHD)」の症状を和らげる新薬の研究に、患者でもある研究者が取り組んでいる。試行錯誤し、効果が期待できる物質を発見。「最終ゴールは患者に薬を届けること」と決意を新たにしている。6月20日は病気への理解を広げる「世界FSHDの日」だ。
小学3年生のころに症状
「周りから置いてけぼりを食らっているようだった」と振り返るのは、信州大基盤研究支援センター(長野県松本市)の助教、吉沢隆浩さん(41)だ。小学3年のころ、口がぽかんと開いてしまう症状があり、病院でFSHDと診断された。
