北海道は24日、ハーフライフル銃の所持許可に対する規制強化を検討している国に対し、エゾシカやヒグマなどの鳥獣対策に影響が出ないよう配慮を求める緊急要請を行ったことを明らかにした。道幹部が同日午前に警察庁、農林水産省、環境省を訪れて要請書を手渡した。各省庁の担当者から「理解をいただいた」などとしており、必要に応じて関係省庁に協議を求めていく考えだ。
ハーフライフル銃については現在、狩猟免許取得後すぐに所持が許可されているが、昨年5月に長野県警の警察官2人が殺害された発砲事件などを受け、猟銃を10年以上継続して所持している人に所持許可を出すライフル銃と同じ扱いで規制強化することが検討されている。
北海道の竹本広幸自然環境局長は現在の野生鳥獣対策について、「農林業被害をもたらすエゾシカ対策は捕獲数全体の2割が猟銃によるもの。ヒグマの場合は市街地出没時の対応や山野で行う送電線の保守点検時の警戒など、公的事業にも狩猟者が従事している」と強調。
銃刀法改正でライフル銃と同じように狩猟免許取得から10年所持できなくなった場合、エゾシカやヒグマの捕獲が困難になるだけでなく、「捕獲の担い手育成や確保も難しくなってしまう」などと指摘。ハーフライフル銃を使った鳥獣対策に影響が出ないよう、法改正や制度運用のあり方などに配慮を求めている。




