全国的にサンマの不漁が続く中、千葉県銚子市の銚子漁港で17日、今年初めてサンマが水揚げされた。昨年の水揚げは昭和25年以降初めてゼロだった。今年もこれまで水揚げはなく、銚子の漁業関係者はやきもきしていたが、ようやく秋の味覚を代表する旬の鮮魚が2年ぶりに届いた。
この日、銚子漁港に入港したのは銚子市漁業協同組合所属の「第37傳(でん)丸」(167トン)。
岩手県沖で獲ったばかりのサンマ(約3・5トン)が次々と容器に移された。全体的に小ぶりだが、「やっと水揚げされた」と漁業関係者は安堵(あんど)の表情をみせた。入札では一昨年よりも安い1キロ当たり455~404円で取引された。
サンマの不漁は温暖化による海水温の上昇や潮流の変化などが影響しているとみられる。サンマの回遊ルートも沿岸から沖合に離れているという。こうした状況は近年の銚子漁港の水揚げにも影を落としている。 市によると、水揚げ量は平成3年の約6万5500トンが最多だったが、令和に入って激減。一昨年は18トンにとどまり、昨年はゼロだった。
(岡田浩明)




