北朝鮮とロシアが急速に接近している。武器供与や技術協力の動きに加え、両国はそれぞれが核威嚇を既成事実化している。北朝鮮は戦術核攻撃訓練などを実施し、核政策を明記する憲法改正も行った。ロシアは包括的核実験禁止条約(CTBT)の批准撤回法を成立させ、戦術ミサイルによる核報復攻撃演習を行って国際的な核軍縮の流れからの離脱を印象付けている。露朝はいずれも「核の先制使用」を否定しない核ドクトリン(指針)を持つ。「プーチンの核」と「金正恩(キム・ジョンウン)の核」の意図を専門家に聞いた。
露朝の核威嚇拡大
北朝鮮は9月下旬、国会に当たる最高人民会議で、「核戦力の高度化」など核政策を明記する憲法の改正を行った。金正恩朝鮮労働党総書記は、核兵器の増産や実戦配備を指示する演説を行った。